京葉線 幕張新駅

公開資料から幕張新都心拡大地区新駅を読み解く①

 夏から本格着工となる運びの幕張新駅。これから徐々に情報が出てくるといったところでしょうが、今回は2020年5月現在の情報で、無理矢理少し掘り下げて読み解いていきたいと思います。長くなりそうだったので、次回にも分けてお届けいたします。

幕張新駅 イメージパースを読み解く

 幕張新駅のイメージパースは新聞記事等で広く公開されていて、ご覧になった方が多いかと思いますが、千葉県のHPに公開されているjpg画像が比較的高解像度でしたので、こちらをベースに読み解いていきます。

(出典:幕張新都心拡大地区新駅設置に係る基本調査結果の概要について)

 今回この画像を拡大し、さらに高解像度技術により繊細に見えるようにして見ていきたいと思います。
また読み解くにあたり、平面図と断面図も公開されているので併せて載せておきます。自由通路に関しては今回は割愛します。

駅舎平面図
駅舎断面図

 高解像度化にはwaifu2xさんというサイトを利用しました。
元画像の1487×1040ピクセルのものを480×320ピクセルのカンバスに等倍表示して書き出し、さらに2倍の960×640ピクセルの解像度にして書き出しました。

waifu2x

 さて、拡大した結果が以下です。見やすいように5枚に分割しました。高解像度技術と言っても圧倒的画質にはなっていないです。さすがに無い袖は振れないですね。ノイズ除去を強くしすぎるとディティールがモヤっとしてしまったので、ほどほどにしました。しかしながら結構見やすくはなったと思います。

海浜幕張駅方面ホーム先端部分。おそらくホームドアは無さそうな感じに見えます。地上部分を走る下り方面行きが入線しているのも確認できます。なお、JR東日本は、京葉線の全駅に2032年度末までにホームドアを整備すると発表しております。10両編成の京葉線と8両編成の武蔵野線も乗り入れることとなる京葉線のホームドアの扱いはどのようにするのでしょうか。

ホーム中央付近海浜幕張駅寄り。上り方面行きE233系が入線。ホームの幅がこの辺りから広くなっているのが確認できます。ここまで拡大しないと見えなかったですが、エスカレーターらしき構造物が。画面下部の駅舎1F部分は平面図上では駅事務所等となっておりますが、店舗のように見えます。NewDaysあたりでしょうか。

ホーム中央付近。1F駅舎にはJRのロゴが確認できるのと、「駅」という文字。駅名決定前とはいえ、駅だけの表記はシュールみがあります。コンコース内には改札らしき物体も。5台程度でしょうか。駅舎屋根の不透明具合もあり、よくわかりません。券売機らしきフォルムも2台でしょうか、確認できます。
ホームにはEVですね。最初待合室かと思いましたが、平面図を確認すると、EVの表記がありました。つまり、京葉線ホームに多くある待合室は当駅では設置されないということでしょうか。待合室の有無で快速停車駅が決まるわけではないですが、今回気づけた気になるポイントです。

ホーム中央付近新習志野方面寄り。こちらでもエスカレーターのような構造物が確認できます。またこちら側もこのあたりからホームの幅が変わっているのがわかります。駅舎から横に伸びているのはお手洗い。改札内から入る構造のようです。

最後は新習志野駅方面ホーム先端部分。駅舎に関しては特にコメントもないですが、駅前から続く割と広めの歩道が新習志野駅の方に伸びているのが確認できます。

イメージパース通りの歩道となるならば、割と広めの空間が全て歩道となるのでしょうか。
(出典:GoogleMapより)

 と、1枚のイメージパースを掘り下げるだけ掘り下げてみました。寄って見てみると割といろいろと気づきがあります。
次回はまた別の資料から読み解いて書いていきたいと思います。

続きの記事を作成しました。(2020/5/24更新)

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