千葉市ホームページより、幕張新都心豊砂地区地区(イオンモール幕張新都心前の新駅付近の地区)の、千葉都市計画地区計画の変更(素案)に関する都市計画説明会開催のお知らせのページが公開されております。
幕張新都心豊砂地区の都市計画を変更することに関しては、以前より判明していたものです。
今回千葉市より、変更理由、変更内容が明らかになり、千葉市がどのような意図をもって都市計画を変更するのか、文脈が読み取れるようになりました。新駅周辺開発の再開発のための都市計画変更ということが読み取れ、なおかつ宿泊施設という具体案まで出ているようにも伺えます。
資料はこちらより確認できます。
千葉都市計画地区計画の変更(素案)に関する都市計画説明会【資料】(PDF:1,813KB)
情報が読み取りやすい主要なページだけですが、順に見ていきたいと思います。
2ページ。位置、現状及び経緯、変更理由がまとめられております。
変更理由に注目です。『新駅の整備が決まったことから(中略)土地所有者から再開発等促進区を活用したプロジェクトの企画提案が市に提出されました。これ受け(中略)地区計画の変更を行うものです。』とあります。この地区の土地所有者として思い浮かぶのは、東日本旅客鉄道、イオンモールですが、どちらか、もしくは双方から再開発の提案があったと伺えます。
続いて3ページ目。
変更内容です。②にて、宿泊施設の積極的な立地誘導を図るための変更とあります。先に千葉市に提出されている再開発プランの企画が、宿泊施設を含んだものだったのでしょうか。ちなみに先を読んでいくとわかりますが宿泊施設を想定している街区の容積率を600%と設定しています。どの程度の規模感になるのでしょうか。
また、③では歩道について言及。新駅は地上1Fに改札階が設置されることとなりましたが、これは新駅の規模感に合わせに行っている感じですかね。当初計画では、駅直結で2階のレベルで歩行者ネットワークを形成する計画だったのかもしれません。また、海浜幕張駅方面の歩道を区画道路とするとあります。
続いて4ページ目。位置図。
5ページ目。計画図1。C地区が3つの街区に分割されます。C-2街区はすでにイオンモールのファミリーモールが位置しています。
6ページ目。計画図2。
赤破線の箇所は現状、バス専用道と歩道になっていますが、『自動車交通の整流化を図るため区画道路に変更し』とあるので、一般車が通行できる普通の道路となるようです。なお、幅員14mとのことで、車両の対面通行、両サイドに歩道のような規模となるのかなと思います。
現状、この資料により将来の計画の輪郭がはっきりとしたわけではありませんが、確実に駅前の開発も進むような運びとなっていることが確認できました。宿泊施設が確定したというわけではないすが、駅前至近の街区のことなので、海浜幕張駅利用客の宿泊利用もある程度需要もありそうな気がします。開発の規模感など未知数なところも多いですが、「新駅ありき」ではなく地区全体で開発を進めているということは、ひとつ安心できますね。
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